キャンプ料理に欠かせないフライパン!購入後に「あれにしとけばよかった」と後悔しないためにも、この記事ではアルミ・チタン・ステンレスフライパンの魅力やメリット・デメリット、キャンプ料理のプロが愛用する最高峰のフライパンなど、おすすめフライパン含めご紹介させていただきます。ぜひ、参考にしてください。
鉄フライパンの魅力とは?
キャンプ料理といえば、鉄フライパンを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。
肉料理や炒め物との相性抜群で、美味しく仕上げることができます。
とくにステーキの場合、ムラなく焼けて、旨味と肉汁を閉じ込めて、かぶりついた瞬間、肉汁が口いっぱいにジュワッと広がる感覚はたまりません。
もちろん、筆者も愛用中。
そんな鉄フライパンのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
鉄フライパンのメリット・デメリットをご紹介
メリット
・熱伝導率が優れている。
・蓄熱性に優れ、熱が冷めにくい。
・食材をムラなく美味しく調理できる。
・直火に対応。
・食材についた香ばしい焦げがうまい。
デメリット
・重量がある。
・お手入れが面倒。
・錆びやすい。
・持ち手が熱くなる。
鉄フライパンとスキレットの違いとは?
同じ鉄素材で違いがよくわからない方も多いのではないでしょうか。
簡単にお伝えすると、鉄を溶かして型に流し込んだのがスキレット。
叩いて成型したのが鉄フライパンです。
スキレットは、小ぶりながら重みがあり厚みもあります。
そのため、使っている最中は安定感があります。
逆に鉄フライパンは、ある程度、重量はあるものの、スキレットほどではなく、薄く扱いやすいのが特徴です。
よって、小ぶりなのに重くて厚みがあるのがスキレット、薄いのが鉄フライパンとなります。
使用後のお手入れ方法(シーズニング)
鉄フライパンやスキレットの使用後のお手入れについては、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取り、洗剤なしで水洗いをします。
空焼きをして十分に乾かしたら、サビ防止のため全体に薄く油を馴染ませるように塗りましょう。
シーズニングについて、こちらの記事に写真付きでわかりやすくご説明しておりますので、ご覧ください。
【簡単】スキレットのシーズニング方法!わかりやすく写真付きで紹介
鉄フライパンはこんな料理と相性がいい!
チャーハン、ステーキ、アヒージョ、野菜炒め、焼きそば・うどん、餃子、ホットケーキ、目玉焼きなど。
アルミフライパンの魅力とは?
イタリアンシェフが使っているイメージが強いアルミフライパン。
見た目もオシャレで、熱伝導率がよく、料理がプロのように仕上がると評判のフライパンで扱いやすいのが特徴です。
そんなアルミフライパンのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
アルミフライパンのメリット・デメリットをご紹介
メリット
・熱伝導率がいいので加熱が早い。
・軽量で使いやすい。
・お手入れが簡単。
・食材の状態がわかりやすい。
・錆びない。
デメリット
・高温に弱い。
・変形しやすい。
・汚れが目立つ。
・じっくり焼いたり、炒めたりする料理に向かない。
・持ち手が熱くなる。
アルミフライパンはこんな料理と相性がいい!
パスタ、リゾットなど。
チタンフライパンの魅力とは?
一番軽量なチタン素材で作られたのが、チタンフライパンです。
高温調理や衝撃に強く、キャンプに最適な素材と言えます。
筆者のようにバックパック1つで楽しむキャンプには最適です。
ただし、なかなかお目にかからないチタン製のフライパン。
その理由は1つ…高価であることです。
そんなチタンフライパンのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
チタンフライパンのメリット・デメリットをご紹介
メリット
・軽量。
・耐食性が高い。
・高温調理に向いている。
・衝撃に強いため、長年愛用できる。
・余熱料理に向いている。
デメリット
・熱伝導率が悪い。
・フライパンが温まるのに時間がかかる。
・焼きムラができやすい。
・一度温まれると冷めにくい。
・高価。
チタンフライパンはこんな料理と相性がいい!
煮込み料理やスープ、焼き物など。
ステンレスフライパンの魅力とは?
料理にこだわるご家庭で使用されているステンレスフライパン。
サビにくく、汚れに強いのでお手入れしやすいと人気を集めています。
多層鋼で3層、5層、7層とさまざま。
ただ、層がかさむほどお値段もそれなりなのが特徴です。
そんなステンレスフライパンのメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
ステンレスフライパンのメリット・デメリットをご紹介
メリット
・保温性が高い。
・錆びにくい。
・保温力が高い。
・料理の状態を把握しやすい。
・見た目がプロっぽい。
デメリット
・熱伝導率が悪い。
・焼きムラができやすい。
・焦げ付きやすい。
・重量がある。
・温まるまでに時間がかかる。
ステンレスフライパンはこんな料理と相性がいい!
焼く・炒める・煮込む、魚のソテー、パンケーキ、ソースやジャム作りなど。
フライパンのサイズ選びの目安とは?
筆者が愛用しているサイズは、25.5cmと27cmのフライパン。
2人以上の料理を作るなら27cm、1人なら25.5cmと使い分けています。
使い勝手がいいサイズは24~26cmと言われていて、2~3人分の量を作るのに適しています。
4人以上であれば、28cm以上がおすすめ!
どのサイズが使いやすいのかは、自宅で使っているフライパンのサイズを測るとイメージしやすいかもしれません。
キャンプ料理のプロが愛用する!最高峰のフライパンブランドとは?
出典:amazon
キャンプ料理のプロが愛用する、最高峰のフライパンブランドと言えばturk(ターク)です。
鉄の塊を叩き、本体とハンドルを作り出す一体成形のフライパン!
圧倒的な強度、そして耐久性に優れています。
さらに、叩いて成形されているので表面には微小な凸凹が生まれ、この凸凹が油の馴染みを良くし、焦げ付きにくくする効果があります。
そのため、ステーキや炒め物など火力を必要とする料理にピッタリ!
まさに、キャンプに最適な鉄フライパンです。
turk(ターク)の商品一覧ページはこちら。
材質でまとめた一覧表はこちら
耐久性 | 熱伝導 | 保温性 | 手入れ | 重量 | 価格 | |
鉄 | ◎ | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 |
アルミ | △ | ◎ | △ | 〇 | ◎ | ◎ |
チタン | 〇 | △ | △ | 〇 | ◎ | △ |
ステンレス | ◎ | △ | ◎ | ◎ | △ | 〇 |
キャンプに最適なフライパンとは?
上記の表から、耐久性に優れ、熱伝導率もよく、保温性に優れ、価格もリーズナブルな点から考えるとやっぱり「鉄フライパン」だと思います。
焚き火に強く、ガシガシ扱えて、歪みにくく、見た目もカッコいい!
ただし、鉄は本当にお手入れが大変!
シーズニングが必要なので、その手間も「楽しさの1つ」と考えられるのなら鉄フライパンをおすすめします。
とくに先程ご紹介したturk(ターク)のフライパンは一生ものと言われるほど、丈夫で長年愛用できる鉄フライパンだと思います。
料理も美味しく仕上がるのでおすすめです。
そんなキャンプに最適なフライパンを厳選して7個ご紹介させていただきます。
キャンプに最適!おすすめフライパン7選
ステーキに最適!ロッジ(LODGE) グリルパン
愛用中のロッジ(LODGE)のグリルパンです。
網焼き調理が行え、底面が波型形状をしています。
そのため、ステーキを焼くと余計な油が落ちて、旨味を凝縮してくれます。
ほかの料理としては、パンを焼いたり、アヒージョ、ハンバーグなど料理もさまざま。
ある程度の重量があるので、使っていて安定感があり焼いている最中も安心です。
クチコミ
・ステーキをレアで焼くのに最適。また溝に肉から出た脂が落ちるので適度に脂が落ちて美味しく焼けます。
・重いけど、肉を焼くには最適です。安い肉もレストランで食べているみたいに美味しいです。
・鉄板が厚いので料理への熱の伝わり方はよく、凹凸になっているのでお肉も美味しく焼けます。
商品ページ |
コンパクトを求める方に!LOGOS(ロゴス) 取っ手がとれるスキレット
出典:amazon
鉄フライパンやスキレットで、取っ手がとれるものはありそうでなかったのですが、ついにロゴスがやりました!
このLOGOS(ロゴス)の取っ手がとれるスキレットが、コンパクト収納を実現!
収納時のスキレットの持ち手部分って邪魔でした。
とくにバックパックに収納するとなると、本当に邪魔!
でも、このスキレットならスッポリ収納できて邪魔に感じません。
しかも、取っ手は2ヶ所取り付けることができるので、向き調整が簡単です。
底面は焦げ付きにくいドット加工が施されているので、万が一、油を忘れても焦げ付きにくいのが特徴です。
クチコミ
・火は確実にとおるし、余分な脂もすっきりとれるので最高です。
・取っ手が外れる。コンパクトになるし外しておけば取っ手カバー使わなくても鍋を動かせる。
・底面の凸凹のせいで洗いにくく、特にフチが洗いにくい。
商品ページ |
お試しに最適!キャプテンスタッグのスキレットフライパン
出典:amazon
鹿番長ことCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)のスキレットフライパンです。
お値段も有名ブランドのスキレットの中では最安値かもしれません。
これまで、鉄フライパンやスキレットに触れたことがない!
そんな方には、お試しで購入してもいいかもしれません。
リーズナブルだからといって、不自由さもなく問題なく使えます。
鉄シリーズ初心者におすすめのアイテムです。
クチコミ
・使いやすいし、手入れも簡単だしよく使ってます。アヒージョが登場する回数が飛躍的に増えました。
・コーヒー焙煎用に蓋と一緒に購入しました。一度に多くは焼けませんが、自分なりに美味しくできました。
・鋳物ならではの火の通り方が実感できます。簡単なところなら、目玉焼きを焼くだけで白身の柔らかさを実感。
商品ページ |
燻しマニア必見!ロゴス(LOGOS) MAKIBI
出典:amazon
鉄フライパンやスキレットで焼いたステーキやお肉には、直接、煙が当たらず燻されることはありません。
せっかく炭で焼いているのに、それはもったいない!
そのデメリットをなくしたのが、このロゴス(LOGOS)のMAKIBIです。
全体に穴が開いているので、油を使用しなくてもこびりつくことはなく、安心して調理することができます。
肉のドリップや油が滴るごとに、ジュワッと煙が上がり、肉にいい香りをつけてくれます。
この燻された肉がうまい!
これこそ、バーベキューをやっている意味があります。
クチコミ
・お肉を豪快に焼くときにピッタリです。ソロには少し大きめ、軽いのですがその分強度が心配な感じです。
・直火で調理したいけど金網だと面倒な焼き物(鶏肉や豚ホルモンなど)が、簡単に焼けます。
・悪いものではないのですが、網が結構グニャっとなります。慣れての使用であれば問題はないと思います笑
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野営好きにおすすめ!Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン
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持ち手は自分で作り、フライパン本体に差し込み使用する!
まさにブッシュクラフト(野営キャンプ)好きにはたまらないアイテムです。
軽量でコンパクト、バックパックのサイドポケットにすっぽり収納できるサイズ感。
専用収納袋付きだから、焚き火料理をして煤(スス)が付いても安心です。
ステーキや野菜炒めなど幅広い料理に対応しています。
クチコミ
・柄が自作できるフライパン!待ってました。
・ザ・ブッシュクラフト!って感じで気に入ってます。山小屋で使用しています。
・直火でガンガンしぶい。
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鉄フライパンの王道!PETROMAX(ペトロマックス) 鉄フライパン
出典:amazon
キャンプでも自宅でも使えるPETROMAX(ペトロマックス)のフライパン。
所有欲満たされる!料理がしたくなる!カッコいい!無骨さがいい!などみんなの心をがっちり鷲づかみにしているフライパンです。
肉料理、チャーハン、餃子、野菜炒め、ホットケーキなどいろいろな料理に対応しています。
朝食に最適なパンや目玉焼き、ソーセージ、ベーコンにもおすすめ!
クチコミ
・ソロには最適です!家でも使ってます笑
・かっこいい、所有欲満たされる、料理したくなる。
・キャンプ料理用の 無骨なフライパンが欲しくて購入させて頂きました!!とても気に入ってます!!
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鉄フライパンの最高峰!turk(ターク) 鉄フライパン
出典:amazon
キャンプ料理のプロが愛用する、最高峰のフライパンブランドturk(ターク)。
そのturkの鉄フライパンです。
ドイツの職人が1つずつ手作業で仕上げ続けて150年。
高品質のフライパンとして、プロが愛用するほどにまで成長しています!
キャンプ以外に自宅でも使え、IH、オーブンでも使用できます。
もちろん、シーズニングといってお手入れは必要ですが、このお手入れがフライパンとの親睦を深めるチャンスです。
長年愛用するごとに愛着が沸き、使うのが楽しくて仕方なくなりますよ。
おすすめのアイテムです。
ちなみに、筆者がほしいアイテムの1つですが、ちょっと値が張るため眺めているだけです。
クチコミ
・早く買えばよかった。料理の幅が広がりまくる。焦げ付かないというのがこれほど凄いのかと実感する
・有害な安いフライパンを何度も買い替えていましたが健康面を考え、一生使う予定でこのフライパンにしました。
・知人がキャンプをやっており、自分のフライパンに興味を持っていたようなので、誕生日にプレゼント。
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あると便利な専用アイテム
あると便利な専用アイテム①鍋敷き
出典:amazon
あると便利な専用アイテムの1つ目は、鍋敷きです。
フライパンやスキレットは、底が高温になり、木製のテーブルに直接置くと焦げてしまいます。
そのため、鍋敷きがあるととても便利です。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)の竹製の鍋敷きなら見た目もオシャレで、まな板としても使用可能。
衛生的で、持ち手部分に穴があいているので吊るせるのも便利です。
クチコミ
・スキレットにひいてます!おしゃれで最高!
・スキレットと同時購入です。ずっと欲しかったもので、早速キャンプで使っていますがいい感じです。
・使い勝手が最高、あととても軽くて良い
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あると便利な専用アイテム②レザーグローブ
鉄フライパンやスキレットは持ち手部分が熱くなり、素手で持つのは不可能です。
持ち手カバーもありますが、つけたり外したりちょっとしたことですが面倒に感じます。
レザーグローブなら、そのまま持てて安定した状態でフライパンを移動させることができます。
筆者は、ワークマンのレザーグローブを愛用していて、耐熱性もありリーズナブルだと思ったからです。
こんなことしていいのかわかりませんが、レザーグローブを装着して炭や薪を直接触って移動させて、火の強弱を行っています。
それだけ耐熱性があります。
もし、ネットで購入するならこのレザーグローブがおすすめです。
通気性がいいのでムレにくく、牛皮だから使い込むほどに味わいがでてきます。
さらに、1番重要な耐熱性ですが、日本で試験を行い、260℃の熱で2分間放置しても外観上の変化は無し。
短い時間であれば、300~600℃でも利用できると検証結果でわかったようです。
ようは、260℃に熱した炭を1分持っても平気ってこと。
今のレザーグローブが破れたら、このグローブにしようか悩みます。
クチコミ
・2個目です。熱くない。使いやすい。内側の綿の方は直ぐにほつれたけど、外側はしっかりしてるから気にならない。
・値段もリーズナブルで、耐熱性もそこそこあるので、重宝しています。
・新品の内は革特有の匂いがします。使っていくと馴染みが出て良い感じに使いやすくなります。
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あると便利な専用アイテム➂フライパンの蓋
出典:amazon
これあると便利だよなぁと思いながら、買いそびれているのがフライパンの蓋です。
蒸し料理や煮込み料理をしたい!肉まんやシュウマイやりたい!と思っても蓋がないからできないのが現状です。
そのため、いつも揚げ物や焼き物ばかりになってしまっています。
料理の幅を広げるためにも、フライパンの蓋はおすすめです。
※フライパンのサイズに合ったものを選びましょう。
クチコミ
・小さいスキレットで、スモーク、ピザ、フォカッチャ…といろいろな物を作るのに大活躍の蓋でした。
・重いですがこの重さに価値があるのでしょう。ちゃんと油を塗って使えば密閉性も多少上がると思います。
・スキレットは重いのが当たり前ですが、蓋を被せると2キロは超えます。カセットコンロなどに乗せる時は注意です。
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まとめ
今回は、キャンプ料理の必需品のフライパン7選とプロ愛用のフライパン、各素材のフライパンの特徴についてご紹介させていただきました。
作る料理によって素材を選び、キャンプの人数でサイズを決める!
こうすることで、後悔なく自分に最適なフライパンを見つけることができるのではないでしょうか。
ぜひ、キャンプで使用するフライパン選びの参考にしてみてください。
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campnuts(キャンプナッツ)運営者のタカキャンプ△です。
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